太古の昔から、
情報を制した者がビジネスや戦争で勝ち、
権力を手に入れて来ました。
武力や財力だって
元はといえば「武器作り」や「お金作り」の
情報があったからこそ、強化することができたのです。
そして、２０世紀においては
その情報力は国家や大資本家が握っていたのですが
グーグルが登場したことによりバランスが崩れてきました。
現在のグーグルは、２０世紀の権力者たちより
多くの情報を握るようになってしまったからです。
今、グーグルは、世界中の情報を握っているといっても
過言ではありません。
それは、世界中のパソコンの機能から
そのパソコンの検索履歴や閲覧履歴、
さらにはメールの内容まで、多くの情報をつかんでいるからです。
検索履歴や閲覧履歴を握っているということは
個人が考えていることを把握してしまっているということです。
しかも、地域ごとに
一瞬で分類して「何を考えているか？」を把握できるのです。
また、履歴を絞り込んでいけば
国家首脳や、世界企業の首脳陣が何を考えているかまで
調べることが可能です。
さらに、恐ろしいのはメールの内容まで把握していることです。
今世界ではＧｍａｉｌのユーザーが増えていますが
全内容が保存されているものと考えられます。
これで、もっと具体的な個人レベルでの情報もつかむことができます。
インサイダー情報だって
メール履歴から検索すれば、たくさん出てくるでしょう。
国家首脳や、世界企業の首脳陣などでも、
そんなこと気にせずに使っている人は多いでしょうから
機密情報だってグーグルは手に入れることができます。
さらにさらに、恐ろしいのは
グーグルがメディアとしても世界一になりつつあることです。
今では、世界中の人がグーグルを使っているのです。
このグーグルの検索結果から
グーグルに都合の悪い情報を締め出して
都合の良い情報ばかり表示させるのは簡単なことです。
また、それだけではなく、
そもそも嘘の情報だって流すことができます。
グーグルが「日本が核兵器を海に発射した」と報道すれば
他の全メディアが無視したとしても
世界の大多数の人が信じてしまうでしょう。
そのため、グーグルは
設立後わずかしか経っていないのに
世界一の影響力を手に入れたといっても過言ではありません。
グーグルは、その気になれば
ゴールドマンサックス以上の情報力で稼ぐことが出来ますし
国家とメディア以上の情報操作力で戦争を起こすことも出来ます。
この流れは誰にも止められないので
一個人としては従うしかないと思いますが、
権力のバランスが崩れるときには
戦争などのトラブルが起こる可能性が高まるので
それだけは注意しておいたほうがいいですね。
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