遠距離恋愛がうまくいかないワケ｜ザイオンス効果
心理学に基づいた「ザイオンス効果」
について解説します。
マーケティングにも応用されている手法
ですので、ここで学んでおきましょう。
ザイオンス効果とは？
ザイオンス効果とは、
繰り返し接することで好感度が高まる効果
のことを言います。
単純接触効果と呼ばれることもあります。
これは、1968年、アメリカの心理学者
ロバート・ザイアンスが論文にまとめたことで
知られるようになりました。
あなたも、見知らぬ人に話しかけるより、
1回でも話したことがある人の方が
話しかけやすいですよね？
学校のクラスメイトや職場の同僚は、
毎日のように顔を合わせているので
気兼ねなく話しかけられますよね？
はじめは全く興味のなかった音楽でも、
何度何度もTVや街頭で流れているのを聴き、
いつの間にか好きになった経験もあるかも
しれません。
あるいは、全然興味の無かった人と
繰り返しデートを重ねることで
好意を抱くようになった経験が
あるかもしれません。笑
さて、ここで問題です！
Q. 次のうち、どちらの方が親近感を持って
もらえるでしょうか？
（１）1ヶ月に1度だけ10時間会う
（２）1日に20分、30日連続して会う
どちらも会っている時間は、合計10時間なんです。
だけれども、
ザイオンス効果によって
A. 「（２）1日に20分、30日連続して会う」
の方が親近感持ってもらえるということですね。
遠距離恋愛がうまくいかなくなるのって、
まさにこれなんじゃないですかね。笑
このように接触回数が増えることで
好感度が高まることを
「ザイオンス効果」といいます。
ザイオンス効果の活用例
ザイオンス効果は営業マンも活用しています。
何度も同じお客さんの所へ足を運んで、
雑談だけして帰る。
という、一見無駄にも見える行為が
よく行われています。
これは、何度もお客さんの所へ足を運び、
顔を合わせて話をすることによって、
まずはその営業マン自身を好きになってもらう
ことを目的にしています。
このステップを踏むことで、
商品は売れやすくなると言われています。
お客さんからの好意を確信したら、
商品のセールスをはじめるのですが、
初対面でいきなり商品を売るよりも、
購入してもらえる可能性は高くなる
と言われています。
短期集中でもザイオンス効果は発揮される
このザイオンス効果は、何度も接触するのが
短期間であったとしても、効果的です。
例えば、TVCMでは、
ある一定期間に一気に広告費を投下して、
商品の宣伝するのが一般的です。
あるTV番組を見てたら繰り返し同じCMが流れて、
チャンネルを変えても、
そのCMがまた流れている。
そういった経験があると思います。
CMを見てくれている見込み客と商品を、
短期間に何度も接触させて、
一気に好感を抱いてもらうように、
企業が仕組んでいるということです。
長期間に渡ってダラダラと広告費を投下
するのではなく、
短期集中で広告費を投下する必要がある
ということです。
ザイオンス効果には持続性がある
このザイオンス効果、
さらに良い所があって、
一度好感を抱いてもらえば、
しばらくはその効果が続くということです。
TVCMで短期間のうちに何度も見かけていたけど、
そのうちTVCMが無くなり、
その商品の宣伝を見なくなっても、
一度抱かれた好感は保たれているということです。
ザイオンス効果をあなたのビジネスにも
このザイオンス効果を
あなたのビジネスでも大いに活用すると
いいでしょう。
まとめ
「ザイオンス効果」（単純接触効果）
とは、接触回数が増えることで
好感度が高まること。
ザイオンス効果は、短期集中でも効果あり。
ザイオンス効果は、一度好感を抱いて
もらえば、しばらくその効果が続く。
あなたのビジネスにもザイオンス効果を
取り入れましょう。
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